研究課題/領域番号 |
18K05508
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
伊藤・山谷 紘子 日本大学, 生物資源科学部, 講師 (80648684)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 硫黄代謝 / 伝統野菜 / アブラナ科植物 / 硫酸イオントランスポーター / 硫黄吸収 / 機能性成分 / イオウ / 植物栄養 / イオウ代謝 / トランスポーター |
研究成果の概要 |
植物に含有される、機能性含硫化合物を高めるためには、植物のイオウ吸収機構および代謝機構を解明することが重要である。そのためには、元来イオウ含有量が多く、機能性の高い植物(作物)を選抜して、代謝や遺伝子発現などを比較生理学的に調べる必要がある。そこで本研究では、機能性含硫化合物を高い濃度で含有している可能性の高いアブラナ科伝統野菜を供試作物として選び、根域イオウ濃度が生育、イオウ含量、イオウ吸収に関与する遺伝子発現量、イオウ同化に関わる酵素活性に及ぼす影響を調べた。研究結果はSoil Science and Plant Nutritionに掲載された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトの健康への機能性を持つ成分の多くが植物の有機態硫黄化合物であることに着目し、これらの有機態硫黄化合物含有量を高め、摂食目的に適う機能性成分高含有野菜を育成を目指している。そこで、硫黄含有率が高い植物アブラナ科植物の、さらに優良形質が凝縮されていると考えられる伝統野菜を対象とし、硫黄供給量に比例して体内の硫黄含有量および有機態硫黄化合物が顕著に増大する野菜種を選抜した。さらに、その品種の硫黄吸収能と選抜した植物の硫黄の取り込みに関与する硫酸イオントランスポーター遺伝子の発現量との相関を調べ、植物の硫黄吸収と代謝制御に関する基礎的な知見を得た。
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