研究課題/領域番号 |
18K05510
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 静岡理工科大学 (2020) 同志社大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
高部 稚子 静岡理工科大学, 理工学部, 准教授 (00436594)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 糖化ストレス / 糖尿病 / 骨代謝異常 / 食品機能 / 食用植物 / ヤーコン / 骨粗鬆症 / 骨機能 |
研究成果の概要 |
糖化反応により生じたタンパク糖化最終産物(AGEs)は、タンパクの機能不全や炎症惹起に関わる。慢性的な高血糖によりAGEsが蓄積亢進している糖尿病患者は骨折の罹患率が高く、原因としてAGEsによる骨質の低下が考えられる。 骨質を保つ骨代謝に関わる破骨細胞がAGEsにより分化異常を起こすことから、本課題では糖化反応を抑制する食用植物として選定したS. sonchifolius(ヤーコン)の有用性を検証した。結果、AGEsが破骨細胞分化に関わる遺伝子を転写因子レベルで制御すること、その転写因子の減少をヤーコン抽出物が回復させることで、ヤーコンがAGEsによる破骨細胞分化異常を軽減する可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は長年、食用植物の抽出液を用い糖化反応抑制・分解活性の評価、並びにその作用成分の同定を行ってきた。S. sonchifoliusは現在、日本各地で栽培されていることから、本課題の遂行により機能性食品としての新たな商品価値を付与することで、健康産業における地域振興に貢献できると考えている。糖化ストレスが関与する疾患には、糖尿病だけでなくアルツハイマー病、骨粗鬆症、変形性関節症など高齢者の生活の質を低下させるものが数多い。また、高齢者の多剤併用による副作用や医療費増大等の問題に対しても、食物として手軽に摂取できるS. sonchifoliusの有用性を明らかにすることは意義深い。
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