研究課題/領域番号 |
18K05511
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 帝塚山学院大学 |
研究代表者 |
楠堂 達也 帝塚山学院大学, 人間科学部, 准教授 (00460535)
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研究分担者 |
向井 貴子 帝塚山学院大学, 人間科学部, 助手 (60701464)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 褐色脂肪 / 褐色脂肪分化 / ビタミンD / 褐色脂肪細胞 / 脂肪分化 / ビタミンD / 抗肥満 / 新規生理作用 |
研究成果の概要 |
本研究では、ビタミンDの新規生理作用として褐色脂肪分化促進作用について検討した。その結果、生理的濃度の活性型ビタミンDは分化初期に作用して促進作用を示すこと、この作用は褐色脂肪特異的であることを明らかにした。また、応用化に向けた分子基盤を構築するために、複数のビタミンDアナログについて褐色脂肪分化促進作用を検討した。その結果、非常に高い作用を有するビタミンDアナログが見いだされ、応用化につながる成果を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、内臓脂肪の蓄積、いわゆる肥満を基盤としたメタボリックシンドロームが社会的問題となっており、その新しい対策法としてエネルギーを消費して熱に変換する褐色脂肪組織が注目されている。本研究では、ビタミンDが生理的濃度において褐色脂肪特異的に分化促進作用を有することを明らかにした。本研究成果は、ビタミンDの新規な生理作用を付加するという学術的意義のみならず、メタボリックシンドローム治療薬の開発のためのシーズを提供する成果として高い社会的意義を有する。
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