研究課題/領域番号 |
18K05517
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
|
研究機関 | 摂南大学 (2020) 香川大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
吉井 英文 摂南大学, 農学部, 教授 (60174885)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | イサダオイル / 高度不飽和脂肪酸 / エイコサペンタエン酸 / ドコサヘキサエン酸 / 噴霧乾燥 / 粉末 / 乳化 / 貯蔵安定性 / EPA / DHA / アブラミの式 / 魚油 / 油滴径 / 保存安定性 / 機能性脂質 / キラヤニン |
研究成果の概要 |
イサダオイルは、高度不飽和脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)を高含有する。このオイルを、乳化剤としてキラヤニン、賦形剤としてマルトデキストリン(DE=19)を用いて乳化溶液を作製し、その溶液を噴霧乾燥することにより乳化イサダオイル噴霧乾燥粉末を得た。この粉末中のEPA, DHAの貯蔵安定性に及ぼす油滴径の影響について検討した。貯蔵温度が高い場合、油滴径が小さい粉末中の高度不飽和脂肪酸が、油滴径が大きい粉末中の高度不飽和脂肪酸の安定性と同一か安定性が高い結果であった。しかし、25℃で貯蔵した場合油滴径の大きな粉末中のEPA, DHAのほうが安定であった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
健康な生活を維持していく上で機能性食品の役割は非常に重要となってきている.血液の粘度や血圧の維持に重要であると考えられているエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等のω-3系高度不飽和脂肪酸(PUFA)を高含有する魚油やクリル油は、その生理機能から非常に注目されている。この魚油を安定な状態で食品に使用するため、魚油を乳化剤によりエマルションを作製し、その溶液を噴霧乾燥することにより乳化魚油噴霧乾燥粉末を得る。この粉末中魚油中の機能性成分であるEPA, DHAの安定性に及ぼす油滴径、粉末径の影響を検討し、安定な機能性脂質粉末作製のための工学的指針を確立させた。
|