研究課題/領域番号 |
18K05518
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
長岡 伸一 愛媛大学, 理工学研究科(理学系), 教授 (30164403)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 食品機能 / 抗酸化活性 / ラジカル消去反応 / 一重項酸素消去反応 |
研究成果の概要 |
我々は、様々な抗酸化物質や食品成分が活性酸素の一つであるフリーラジカルを消去する能力を評価する方法(ARAC法)、同様に一重項酸素を消去する能力を評価する方法(SOAC法)、フリーラジカルにより酸化されたビタミンEを再生する能力を評価する方法(ATREC法)を開発してきた。本研究では、これらの方法を食品の抗酸化活性の評価方法として実用化することを目的とした。 各種食用油のARAC値とSOAC値を求め、抗酸化活性の原因物質や添加物との相乗効果を解明した。様々な物質や食品のARAC,SOAC,ATREC値のデータベースを構築して公表した。機械学習を用いて、これらの値を予測した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
老化防止に役立つと言われる抗酸化力(活性酸素・フリーラジカル消去能)の情報については、国内外を問わず半数近い消費者が食品表示に取り入れてほしいと期待しているが、健康の増進や老化防止に貢献しているとされる種々の食品に含まれる機能物質について、統一基準で汎用的に適用できる抗酸化活性の評価方法は未だに確立されていなかった。 我々が開発したARAC, SOAC, ATREC法により、総合的な食品の抗酸化活性評価方法の実用化が可能になり、食品の正確な抗酸化活性の表示に寄与することができる。そうした食品表示を通して、高い抗酸化活性を持つ高付加価値を有する商品の開発を誘導することができる。
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