研究課題/領域番号 |
18K05538
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 城西大学 |
研究代表者 |
岩田 直洋 城西大学, 薬学部, 助教 (50552759)
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研究分担者 |
日比野 康英 城西大学, 薬学部, 教授 (10189805)
岡崎 真理 城西大学, 薬学部, 教授 (50272901)
神内 伸也 城西大学, 薬学部, 准教授 (80433647)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 機能性食品 / 血栓 / 酸化ストレス / 抗血栓薬 / 脳梗塞 |
研究成果の概要 |
脳梗塞や心筋梗の発症には、アテローム性動脈硬化などによる血栓の形成が関与している。これらの発症は、正確な予測が困難であることから一次予防の考えが重要とされる。本研究では、抗血栓効果を有する食品を探索するとともに抗血栓薬との併用による影響についても評価することを目的とした。 動脈硬化様症状を呈するL-NAME処置に加え、塩化鉄曝露による血栓形成モデルラットを作製して評価した結果、継続的に椎茸菌糸体抽出物を摂取させることで血栓形成を抑制する可能性が示唆された。その効果におけるメカニズムの一端には、動脈硬化様病変時の酸化ストレス障害を抑制し、血管組織を保護することで効果を発揮する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、発症が予測しにくい血栓症に対して一次予防を可能とする機能性食品・食品成分を探索し、その効果を検証するとともに作用機序を明確にすることである。さらに、食品-薬物相互作用について検討することで、二次予防の観点から抗血栓薬との併用時においても影響を受けにくく、且つ安全であり、薬剤の代替として成り得る機能性食品・食品成分を選別することである。本研究において、椎茸菌糸体抽出物は比較的強い抗血栓作用を有することが見出せたことから、将来的に脳梗塞を代表とする血栓症全般における新たな予防法や治療法の提案に対する食品の価値を示す一助となると考える。
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