研究課題/領域番号 |
18K05541
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
竹森 久美子 近畿大学, 農学部, 准教授 (00288888)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | エラスチン / 高血圧 / SHRSP / 腎血管障害 / エラスチンペプチド / 腎血管保護作用 / DPP-IV / 生活習慣病 / 好中球 / iNOS / Mac-1 / DPP-4 / 血管壊死 / 炎症 |
研究成果の概要 |
我々は魚類由来エラスチンぺプチドが白血球と内皮細胞の接着抑制を介して高血圧性腎血管障害を抑制することを明らかにした。Dipeptidyl Peptidase-IV(DPP-IV)はインクレチンの分解の他、炎症部位に好発現することが知られている。そこで、エラスチンペプチドがDPP-IV阻害活性を有無を確認したところ低分子のエラスチンペプチドが強いDPP-IV阻害活性を有することを確認した。今後は、DPP-4阻害剤投与とエラスチンペプチド摂取による血管傷害抑制効果の差異を明らかにし、高血圧性血管障害と糖代謝異常発症抑制効果を有する機能性食品成分としてのエラスチンペプチドの有用性を明らかにする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性腎臓病は高血圧や糖尿病が原因で引き起こされる国民病として知られています。その予防・発症遅延のため我々は日々の食生活から取り入れられる食品由来成分として、魚類由来エラスチンペプチドが体の中の炎症を抑え、これらの疾患にかかりにくく、病気になるのを遅らせる作用を持つ可能性が見いだされました。今後は、一般の人が入手しやすいサプリメントや健康食品素材としての供給を増やしていきたいと考えております。
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