研究課題/領域番号 |
18K05545
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38060:応用分子細胞生物学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
竹下 典男 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (20745038)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 糸状菌 / 菌糸 / カルシウム / アクチン / カルモジュリン / エキソサイトーシス / 屈性 / 環境適応 / マイクロ流体デバイス / 極性 |
研究成果の概要 |
本研究では、細胞内のCa2+の伝導をライブイメージングで可視化しその特性を解析した。さらに、Ca2+のシグナルがどのように下流に伝わるかを調べるため、CalmodulinまたはCalmodulin dependent kinasにGFPを付加した融合タンパク質を発現する株を構築し、GFP抗体による免疫沈降を行い相互作用するタンパク質群を精製した。それらをLC-MS/MSの質量分 析にかける事で、ターゲット候補をそれぞれ20-60個同定した。それらの重複はほとんど見られず、それぞれのが異なるタンパク質をターゲットとすることで、シグナル伝達を使い分けていることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、細胞内のCa2+の伝導をライブイメージングで可視化しその特性を解析した。さらに、Ca2+のシグナルがどのように下流に伝わるかを調べるため、CalmodulinまたはCalmodulin-dependent kinaseのターゲット候補をそれぞれ20-60個同定した。それらの重複はほとんど見られず、それぞれが異なるタンパク質をターゲットとすることで、シグナル伝達を使い分けていることが示唆された。本研究は、カビが関わる醸造・発酵、動植物への病原機構の解明、カビの高い環境適応能の理解と人間生活におけるカビ対策に貢献する。
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