研究課題/領域番号 |
18K05559
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38060:応用分子細胞生物学関連
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
前田 恵 岡山大学, 環境生命科学研究科, 准教授 (20434988)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 糖鎖ポリマー / N-グリカン / 植物抗原性糖鎖 / ルイスa抗原 / サトイモ / スギ・ヒノキ花粉症 / 食物アレルギー / ピーナッツアレルゲン / 花粉症 / Cry j1 / Cha o3 / Th2 / 花粉アレルゲン / Th2免疫応答 |
研究成果の概要 |
スギやヒノキ花粉アレルゲンは植物抗原性糖鎖のひとつであるルイスa抗原含有糖鎖を発現している。植物抗原性糖鎖の骨格構造M3FXはTh2免疫を抑制するが,ルイスa抗原含有糖鎖の免疫活性は未解明である。そこでルイスa抗原含有糖鎖をオオカナダモ糖タンパク質から多量精製し,多価に結合させた糖鎖ポリマーを合成した。その糖鎖ポリマーは,樹状細胞様細胞株の抗原提示を抑制し,Th2免疫応答の抑制に寄与している可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遊離型の植物抗原性糖鎖(M3FX)は,スギ花粉症患者由来のTh2細胞の免疫応答を抑制する。本研究成果により,ルイスa 抗原含有糖鎖も抗アレルギー薬剤のリード化合物となる可能性が想定され社会的意義がある。また,糖鎖を多価結合させた糖鎖ポリマーの合成も成功しており,種々の糖鎖ポリマーを用いて花粉症のみならず,その他の免疫関連疾患(がんや自己免疫疾患など)の治療にも応用利用される可能性がある点で,学術的に意義があると考えられる。
|