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アジサイにおける異形型の花弁状がく片の形成機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K05628
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39030:園芸科学関連
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

上町 達也  滋賀県立大学, 環境科学部, 准教授 (40243076)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード花弁状がく片 / 弁化 / 観賞期間 / 装飾花 / 八重咲き / 手まり咲き / がく片 / アジサイ / トランスクリプトーム / ゲノム / 花弁化 / 花弁 / 園芸学 / 花器官
研究成果の概要

花弁状がく片をもつ双子葉植物は,観賞期間が長く,独特な美しさを持つことが多く,観賞植物として広く利用されている.本研究では,双子葉類における花弁状がく片の形成メカニズムを明らかにすることを目的に,がく片の形状の異なる2種類の花を1つの花序内に着生するアジサイを用いて,花形成時の遺伝子発現解析を行った.装飾花と非装飾花における遺伝子発現比較の結果,花弁状がく片の表現型に関わることが推定される遺伝子が特定された.これらの遺伝子の機能から,アジサイにおける花弁状がく片形成は,がく片の花弁化よりもむしろ葉化により促されるものと考えられた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

花弁状がく片をもつ双子葉植物は,観賞期間が長く,独特な美しさを持つことが多く,観賞植物として広く利用されている.しかしこのような花弁状がく片が形成されるメカニズムは明らかとなっていない.本研究では,がく片の形状の異なる2種類の花を1つの花序内に着生するアジサイを用いて,がく片の花弁化に関わる遺伝子を調査した.その結果,花弁状がく片形成に関わることが推定される遺伝子が特定された.これらの成果は,スターチスやヘレボラスなどの観賞植物における花弁状がく片形成のメカニズムの解明に寄与するとともに,観賞期間の長い新たな観賞植物の育成に寄与するものと考えられる.

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Genome sequence of Hydrangea macrophylla and its application in analysis of the double flower phenotype2020

    • 著者名/発表者名
      Nashima Kenji、Shirasawa Kenta、Ghelfi Andrea、Hirakawa Hideki、Isobe Sachiko、Suyama Takuro、Wada Takuya、Kurokura Takeshi、Uemachi Tatuya、Azuma Mirai、Akutsu Midori、Kodama Masaharu、Nakazawa Yoshiko、Namai Kiyoshi
    • 雑誌名

      DNA Research

      巻: 28 号: 1 ページ: 1-10

    • DOI

      10.1093/dnares/dsaa026

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] RNA-seq解析によるアジサイの装飾花と非装飾花での発現遺伝子の比較2020

    • 著者名/発表者名
      上町達也・小財将哉・前田彩子・小林良乃
    • 学会等名
      園芸学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] アジサイの装飾花形成時におけるSEPALLATA相同遺伝子の発現解析2019

    • 著者名/発表者名
      上町達也・前田彩子・小林良乃・川村優理子・竹内俊輝
    • 学会等名
      園芸学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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