研究課題/領域番号 |
18K05631
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
津呂 正人 名城大学, 農学部, 教授 (40410774)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ラベンダー / 精油 / モノテルペン / ノックダウン / QTL / siRNA / モノテルペンネットワーク / 生合成 / ネットワーク |
研究成果の概要 |
ラベンダーにおけるモノテルペン化合物生産調節因子の解明を目的とし、主成分の生産酵素遺伝子ノックダウン個体における精油成分の解析を行うとともに、F2集団を用いた遺伝解析を行った。 主成分の一つである1,8-シネオールについて、合成酵素遺伝子(CINS)ノックダウン個体は、1,8-シネオールの生産のみが著しく抑制され、他の精油成分の生産に影響を及ぼさないことが示唆されたが、F2集団を用いた精油成分の生産量に関する遺伝解析では、各成分について明確なQTLを明らかにすることができず、複数の因子が精油の生産性に関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物から発散される香りは複数の化合物で構成されることが多く、それら化合物の成分比によって独特の香調が決まる。そのため、成分比を改変することで香調は変化させることができると考えられるが、芳香性化合物の生産量を調節する因子が明らかとなっていない。本研究の結果は香りを構成する化合物の種類により生産比の大きな改変の可能性が異なることを示唆しており、今後さらなる解析を進めることで植物の香りの育種が可能となることを示唆している。
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