研究課題/領域番号 |
18K05638
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
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研究機関 | 九州大学 (2022) 高崎健康福祉大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
木村 光宏 九州大学, 農学研究院, 特任准教授 (00372342)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ミトコンドリアゲノム / 化合物ライブラリー / 遺伝子導入 / CAPT法 / LUC活性 / ペプチド / ケミカルスクリーニング / NanoLuc / ミトコンドリア / 形質転換 / Brassica campestris / 融合ペプチド / Brassica campestris L. / タバコ / 細胞質雄性不稔 |
研究成果の概要 |
植物ミトコンドリアゲノム形質転換は細胞質雄性不稔の付加や有用物質の大量生産など様々な活用法が期待されるが、従来の植物形質転換法では報告例がない。申請者の研究室では融合ペプチドを用いて、ミトコンドリアへの一過的遺伝子導入に成功している。しかし、ミトコンドリアゲノム形質転換植物体は未だ作出できておらず、その原因の一つはミトコンドリアへの低い遺伝子導入効率にあると考えている。本研究では、ペプチド法によるミトコンドリアへの遺伝子導入効率を向上させる化合物の選抜を約20,000種類の化合物を用いて行った。結果、遺伝子導入効率は個体差が大きく、有効な化合物を同定することはできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
葉緑体ゲノム形質転換は、葉緑体ゲノムが多コピー存在するため、外来タンパク質を大量に発現させられることや、母性遺伝のため、花粉飛散による外来遺伝子の拡散が起こりにくいことなど、核ゲノム形質転換にはない利点がある。ミトコンドリアゲノム形質転換にも同様の利点があると考えられるが、未だ、安定的な形質転換技術は確立されていない。本研究によりミトコンドリアへの遺伝子導入効率が向上することができれば、オルガネラ形質転換のさらなる応用可能性が高まることが期待される。
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