研究課題/領域番号 |
18K05656
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39040:植物保護科学関連
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
仲下 英雄 福井県立大学, 生物資源学部, 教授 (70280724)
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研究分担者 |
加藤 久晴 福井県立大学, 生物資源学部, 准教授 (40281042)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 植物ホルモン / 病害抵抗性 / プライミング / トマト / シロイヌナズナ / 菌根菌 / ストリゴラクトン / サリチル酸 / ジャスモン酸 / エンドファイト |
研究成果の概要 |
共生微生物の定着によって植物に誘導されるプライミングについて、トマトやシロイヌナズナを用いて、生育に影響を与えずに病害抵抗性を発揮する分子機構を解析した。トマトにおいてアーバスキュラー菌根菌の定着するプライミングでは、病原性細菌および非病原性細菌の感染に対してサリチル酸およびジャスモン酸シグナルの両方のシグナルの活性化が増強されることが明らかになった。シロイヌナズナにおいて、ストリゴラクトンシグナルの活性化によってプライミグが誘導され、サリチル酸を介した抵抗性シグナルが増強されることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物の全身獲得抵抗性はサリチル酸を介して誘導されるが、これを活性化する化合物の開発を通して実用的にも利用されているが、生育を抑制するためイネ以外では使用できていない。そのため、生育と両立可能な抵抗性としてプライミングが着目されているが、プライミングのメカニズムには未解明な部分が多い。共生微生物によるプライミングのメカニズムおよび効果の範囲について本研究で示された植物生理学および植物病理学な新知見は、今後の作物の病害防除技術の開発にとっても大きな意義がある。
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