研究課題/領域番号 |
18K05669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39050:昆虫科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
古川 誠一 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (10391583)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 細胞性免疫 / 貪食 / 包囲化 / アワヨトウ / トランスクリプトーム / 昆虫免疫 / 包囲化反応 / 遺伝子発現 / EPL / 転写調節領域 / 昆虫 / 血球細胞 / サイズ認識 |
研究成果の概要 |
昆虫体腔内に侵入してきた病原微生物や寄生性昆虫に対して、血球は貪食や包囲化といった細胞性免疫機構を活性化することで対処している。本研究は、トランスクリプトーム解析により、昆虫の細胞性免疫に関わる複数の新規遺伝子群をスクリーニングし、新たな細胞性免疫制御因子を同定するとともに、既知の制御因子との相互作用を明らかにすることで、細胞性免疫システムの全体像を明らかにすることを試みたものである。 その結果、貪食や包囲化をそれぞれ特異的に制御する複数の新規遺伝子群を得ることができた。現在、RNAi法による遺伝子機能解析法もほぼ確立することができ、それら制御遺伝子の機能解析を行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昆虫が地球上に繁栄しうる理由の一つとして、劣悪な環境でも生き延びることを可能とする強力な免疫系の存在が挙げられる。本研究により、体腔内に侵入してきた病原微生物や寄生性昆虫に対して活性化する細胞性免疫制御因子を複数同定することに成功した。これらの知見は、害虫防除において、生物農薬の効果を向上させることに寄与するとともに、病気に強い益虫の作出にも貢献できるだろう。
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