研究課題/領域番号 |
18K05673
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39050:昆虫科学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
土田 努 富山大学, 学術研究部理学系, 准教授 (60513398)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | コナジラミ / 菌細胞 / 共生細菌 / 棲み分け / 複合内部共生系 / 共生系の進化 / 内部共生 / 細胞内棲み分け / タバココナジラミ / マイクロハビタット |
研究成果の概要 |
タバココナジラミの菌細胞内には、宿主の生存や繁殖に必須の役割を担う、2種類の共生細菌が同一細胞内の異なる空間に棲み分けていることが知られていた。本課題では、コナジラミ類における”細胞内棲み分け”の機構や、一般性や進化を明らかにすることを試みた。イメージング解析により、菌細胞棲み分けは、小胞体を介して行われていることが示された。また、近縁種を対象とした解析により、菌細胞内棲み分けはコナジラミに広く存在しているが、内部の共生細菌は度々置き換わっていることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの昆虫では、その体内に、生存や繁殖の役割を担う必須の共生細菌を複数種棲まわせ ていることが知られている。しかし、これらの細菌は昆虫の別々の細胞や組織に収納されて いるのが一般的であり、同一細胞内での棲み分けという現象は従来まったく知られていなかった。本解析で明らかになった発見は、微生物の生態や共生の進化の理解に新たな観点を提示するもので ある。
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