研究課題/領域番号 |
18K05681
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39050:昆虫科学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
安河内 祐二 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 本部企画戦略本部, 調整監・技術支援センター長等 (50355723)
|
研究分担者 |
佐原 健 岩手大学, 農学部, 教授 (30241368)
石川 幸男 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任研究員 (60125987)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 嗅覚受容体 / アワノメイガ / 食性 / アンプリコンシーケンシング / FISH |
研究成果の概要 |
チョウ目昆虫には農作物を食害する最大のグループであるが、産卵する成虫がどのように食草を見つけているのかは、明らかではない。嗅覚をつかさどる全遺伝子を遺伝的に近縁だが食草が異なるグループ間で網羅的に比較することにより、食草を検知することに関わる遺伝子の同定を目指した。具体的には、アワノメイガ属を対象にして、次世代シーケンサーを用いた解析を食性の異なる96個体、53遺伝子について行い、候補となる遺伝子を数個見出した。あわせて、これらの遺伝子の染色体上の位置も明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学農薬の使用量を抑制して、生態系を保全するとともに資源低投入の農業を確立することは、地球環境の保全と気候変動の対応において重要な意義がある。食草を探索する害虫の感覚を攪乱させることができれば、他の昆虫に影響を与えることなく収量も確保できることが期待できる。そのためには、害虫が食草を見出すメカニズムの解明が必要であり、アワノメイガ属という近縁でも食性が異なる種がいるグループを対象にして、関与している可能性がある嗅覚受容体遺伝子候補を絞り込んだ。
|