研究課題/領域番号 |
18K05697
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39060:生物資源保全学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
田中 大介 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 遺伝資源センター, 上級研究員 (60425593)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 超低温保存 / ガラス化 / 二員ガラス化法 / 微生物 / 植物組織細胞 / 植物 / フタバネゼニゴケ / アーバスキュラー / 遺伝資源 |
研究成果の概要 |
生態系と持続的農業環境の保全には,植物と共生する微生物の存在が重要である.宿主植物と二員でなければ生存が難しい微生物の長期保存は非常に困難である.本研究課題では植物組織細胞に微生物を接種し,二員培養を元にガラス化処理する新規超低温保存法「二員ガラス化法」の開発に取り組んだ.卵菌類は,緩慢凍結保存が困難な微生物の一つとされる.本研究ではドロップ・ガラス化法を用いて100%近い生残率が得られる保存技術の確立に成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物と共生する微生物には,驚くべき機能が期待される.微生物遺伝資源の多様性は,生態系と持続的農業環境の保全にとても重要である.宿主植物と二員でなければ生存が難しい微生物の長期保存は非常に困難である.本研究成果は,従来の保存法にとらわれずに植物や動物遺伝資源保存分野で用いられているガラス化保存技術を応用して,微生物の新規超低温保存技術を開発した.他の難保存性微生物の管理・系統保存技術の開発にも寄与するものと期待される.
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