研究課題/領域番号 |
18K05708
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
|
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
古川 聡子 東京都立大学, 理学研究科, 助教 (00221565)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
|
キーワード | 都市緑化 / コケ類 / 法面 / スナゴケ / 壁面緑化 / コケパネル / 都市緑化植物 / 緑化植物病害 / コケパネル健全育成条件 / 植物病害 |
研究成果の概要 |
ヒートアイランド現象改善のための都市緑化資材として、コケ類、ツタ類に着目し基礎的な研究を行った。蘚苔類による緑化施工現場の調査では、多くの屋上面法面で軽度以上の障害が観察された。その中から数種の病原菌が単離されたが、大規模な障害の原因は病害よりも法面の角度や日照が影響を与えることが分かった。ツタ類に関しては、湿度、温度、日照がどのような環境であっても病害はほとんど観察されず植栽方法を検討することにより緑化資材として有効であることが改めて示唆された。イタドリに関しては、病害が広く観察されたが、成長が速く、全国いたるところで生育可能であることから緑化資材として適切である可能性が見いだされた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒートアイランド現象改善は、大都市の緊急課題であるが、気象庁がヒートアイランド現象の要因を評価したところ、建物の反射熱が大きな原因であり、従来主原因と考えられていたエアコン等の人工排熱は他の要因に比べると寄与の度合いが小さいことが分かった. 本研究は生物を使ったヒートアイランド改善を目的としたもので、適切な植物材料について一定の示唆が得られた。 また施工方法についても、検討できたことから、さらに研究を進めれば現実的な緑化に役立てられうる結果であると考える。
|