研究課題/領域番号 |
18K05711
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
赤澤 宏樹 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 教授 (30301807)
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研究分担者 |
加我 宏之 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (00326282)
川口 将武 大阪産業大学, デザイン工学部, 講師 (30298814)
福井 亘 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (60399128)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 街路樹 / 官・民・市民協働 / 維持管理計画 / 多面的価値 / 貨幣価値 / i-Tree / 経済的評価 / 維持管理 |
研究成果の概要 |
本研究では街路樹の多面的な効果を経済価値に置き換えて試算し,そこへの市民や事業者の関わり・意向の影響を分析することを通じて,多面的な価値の創出の可能性を明らかにすることを目的とした。 結果として(1)存在効果の経済的価値として炭素蓄積,炭素固定,大気汚染物質除去,雨水流出量削減,(2)利用効果・媒体効果の経済価値として年間被害額軽減および景観価値,(3)官・民・市民の協働から街路樹の多面的な価値に至る因果関係として街路樹の価値認識から維持管理への参加意欲に至る構造が明らかとなった。全国の自治体における維持管理計画の策定状況を踏まえ,官・民・市民協働による多面的な価値を創出する管理方策を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)街路樹の多面的な価値の試算による評価基盤の確立:「利用効果」や「媒体効果」といった街路樹の価値まで試算することにより,「存在効果」に対する管理コストだけが評価軸であった現状に留まらず,多面的な価値に応じて評価される基盤が確立する。 (2)官・民・市民協働の街路樹管理への展開:上記の評価基盤を基にして,我が国の官(行政)による街路樹管理から,市民や事業者の関わり・意向を組み込んだ官・民・市民協働型の街路樹管理に展開する可能性が検証できる。
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