研究課題/領域番号 |
18K05712
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
粟野 隆 東京農業大学, 地域環境科学部, 准教授 (20393374)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 台湾 / 近代庭園 / 日本統治時代 / 東アジア近代庭園史 / 日本式庭園 / 海外の日本庭園 / 近代和風庭園 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本統治時代の台湾に築造された庭園の保存に資する基礎資料を作成した。具体的には、本研究では台北における日本人住宅の庭園の配置と特徴的な空間構成・意匠を把握し、日本統治時代に台湾で活動した66名の造園技術者の全体像とそのうちのひとり、清水半平の詳細な造園活動を把握した。さらに、台北市に残存する旧尾辻国吉邸庭園の保存修復に関する検討を実施した。研究成果は、学術論文として発表しつつ、『日本統治時代における台湾の日本庭園と造園技術者の足跡』という報告書としてとりまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年では、台湾政府が日本統治時代の官舎や日式住宅等の建造物の保存事業を推進している。今後は庭園についても保存の対象となってゆくと考えられ、台湾における日本式庭園の築造経緯の把握や現況の克明な記録、保存のための基礎資料が求められている。本研究の成果は、台湾における統治時代の日本式庭園の修復にも直接的に参照できる知見を整理するものであり、台湾の文化財保護へも貢献可能な社会的意義を有している。
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