研究課題/領域番号 |
18K05713
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
|
研究機関 | 恵泉女学園大学 |
研究代表者 |
宮内 泰之 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 准教授 (70352705)
|
研究分担者 |
本多 洋子 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 准教授 (10233983)
岩本 陽児 和光大学, 現代人間学部, 教授 (10350357)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 街路花壇 / 宿根草 / 在来種 / 花壇ボランティア / 多摩地域 / 自生植物 / 花壇園芸 / 草花 / 在来植物 / 栽培実験 / 市民ボランティア / コミュニティガーデン / アンケート調査 / リーフレット / コミュニティーガーデン / ガーデンシティ / 学名 / ボーダー花壇 |
研究成果の概要 |
本研究では、宿根草、在来種を用いて地域性や植物の生育過程を生かした花壇を街路に創出することを目的として調査、実験を行った。 ガーデンや花壇の実態調査では、地域特性を生かした花壇づくりが重要であることを再認識した。花壇ボランティア団体を対象とした調査では、一年生園芸植物主体の花壇が大半であること、季節と共に草花が成長、変化する点が重視されていることが明らかとなった。栽培実験では、狭小花壇において在来種を効果的に活用する手法を確認した。 以上の成果を踏まえて公開学習会を実施し、在来種を街路花壇に導入する意義と課題、持続可能なボランティア活動の仕組みづくりについて検討を深めた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
都市街路の花壇の材料およびその具体的なデザインについて言及した研究事例はきわめて少ない。しかし、多くの人々が日々行き交う都市の街路にこそ、季節感や地域性を考慮した質の高い花壇の存在が求められる。また、花壇に対する観賞姿勢、および花壇材料とデザインの多様化が新たな都市景観を創造することにつながる。一方、花壇の維持管理等の労力、費用を低減するためには、高齢化が進む国内の市民ボランティアの活動システムの構築は急務の課題である。また、園芸植物が既存の生態系に影響を及ぼす可能性について、花壇園芸の立場からのこの問題を直視し、その改善策を模索することは、生物多様性保全に新たな指針を示しうるものと考える。
|