研究課題/領域番号 |
18K05731
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40010:森林科学関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
大園 享司 同志社大学, 理工学部, 教授 (90335307)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 菌類群集 / 植物リター / 分解プロセス / 機能的多様性 / 菌類 / 生物多様性 / 機能形質 / 森林土壌 / 分解 |
研究成果の概要 |
本研究では、分解機能を担う菌類の機能形質を集約して菌類群集の機能的多様性を評価し、菌類の機能的多様性と分解過程との関係を検討した。その結果、菌類544科の地理的分布と生態機能、69科218種の落葉分解力、菌界におけるホスファターゼ遺伝子の分布の各データを集約した。高山帯と亜北極のツンドラの菌類群集の機能的多様性を定量化し、大陸性南極ではコケの分解に伴って機能的多様性が増加する傾向を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物多様性の変化が生態系機能に与える影響に近年注目が集まっており、なかでも生物多様性の機能的な側面の重要性が指摘されてきた。本研究では、これまで研究例の少なかった菌類の機能形質や機能的多様性を実証することで、生物多様性科学において新規性の高い成果を得ることができた。この研究成果は、社会的課題となっている生物多様性保全において、これまで見過ごされてきた新たな指標の提案に繋がることが期待される。
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