研究課題/領域番号 |
18K05754
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40010:森林科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
五十嵐 哲也 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (30353569)
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研究分担者 |
宮本 和樹 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (60353877)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 針葉樹林 / 混交林 / 林分構造 / 細根生産 / 細根動態 / 近赤外分光法 / 細根現存量 / 細根樹種判別 / 針葉樹人工林 / 細根 / 現存量 / 樹種判別 / 広葉樹 / ヒノキ人工林 / 混交林化 / 近赤外線分光法 |
研究成果の概要 |
本研究は、広葉樹との混交林化したヒノキ人工林と通常の単一樹種のヒノキ人工林を比較し(どちらも林齢100年以上)、混交林化が細根の現存量と生産量を増大するという仮説を検証した。 地上部の構造については量的な差はないが、混交林では空間的なばらつきが大きかった。通常林よりも混交林で森林全体の細根(直径2mm以下)の現存量が高く、仮説の一部が支持された。また、広葉樹が針葉樹より深部に根を伸ばしている可能性が示された。さらに広葉樹の種組成の違いによる細根寿命の違いが細根の現存量に影響する可能性が示された。また近赤外光を用いて針葉樹と広葉樹の細根を識別する手法を確立した。これは今後の細根動態研究に寄与する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工林における生物多様性が地下部細根の生産に及ぼす影響を定量的に示した例は知られていない。本研究は混交林化した人工林において、広葉樹林と針葉樹が地下部の空間を使い分けている可能性を示した。このことは、人工林において樹木の種多様性を維持・向上させることに関して、新たな意義を示すことにつながると考えている。また、本研究は近赤外光を用いて針葉樹と広葉樹の細根を識別する手法を確立しており、これは今後の針葉樹林における細根動態の研究に寄与する。
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