研究課題/領域番号 |
18K05789
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
勢戸 祥介 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (70270759)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ノロウイルス / 養殖牡蠣 / 卵黄抗体 / 養殖カキ |
研究成果の概要 |
牡蠣加工現場で安全・簡便で安価なノロウイルス浄化法を開発することが求められている。本課題において、実験水槽内でノロウイルス代替ネコカリシウイルスを牡蠣に取り込ませる手技を確立し、実験用浄化槽内で浄化中の牡蠣に抗ネコカリシウイルス卵黄抗体を取り込ませ中腸腺内のネコカリシウイルスの不活化をできることを確認した。ノロウイルス様中空粒子を用いた実験においても牡蠣中腸腺内に蓄積したノロウイルス様中空粒子と抗ノロウイルス卵黄抗体が結合していることが確認できたことから、浄化水槽に抗ノロウイルス卵黄抗体を添加することにより牡蠣中腸腺内ノロウイルスを不活化することが可能であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題において、生食用牡蠣の浄化水槽内に抗ノロウイルス卵黄抗体を添加することで、牡蠣中腸腺内に蓄積したノロウイルスを不活化の可能性が認められた。さらに、浄化水槽に抗ノロウイルス卵黄抗体で浄化中の牡蠣の中腸腺内のノロウイルスの不活化に合わせて、むき身作業中のノロウイルス汚染の予防に役立つと考えられた。 本課題において、実験室水槽において牡蠣にウイルス等を取り込ませる手技を確立した。
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