研究課題/領域番号 |
18K05792
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
福井 篤 東海大学, 海洋学部, 教授 (90307249)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | クサウオ科 / 駿河湾 / 深海近底層 / インキウオ属 / コンニャクウオ属 / ハリバンクサウオ属 / 稚魚 / 直達発育 / バラビクニン / Careproctus rhodomelas / Paraliparis flammeus / ホムラダワ / Paraliparis mandibularis / アゴインキウオ / 駿河トラフ / Paraliparis hokuto / P. variabilidens / P. atramentatus / Careproctus surugaensis / Parariparis ruficometes / 個体発育 / スルガビクニン / オナガインキウオ / 分類 / 新種 |
研究成果の概要 |
本研究では,カジカ亜目クサウオ科の3属6新種を記載そして3属4稀種を再記載し識別形質を再定義した.駿河湾の深海近底層からは2属4新種と2稀種を記載した.これらの優占種はParaliparis ruficometes sp. nov. オナガインキウオであった.同種の生活史は直達的発育,連続的な周年産卵,主な餌生物は動物プランクトンであることによって特徴づけられた. 加えて,東北沖太平洋と北海道釧路沖から2属2新種を記載し,土佐湾と岩手県大槌沖から2稀種を再記載し識別形質を再定義した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の成果は「深海底棲性魚類の分類と個体発育」に関する先行研究として意義をもつ.独自の方法によって採集困難な深海近底層からクサウオ科魚類を採集し,多くの新種や稀種を記載し,分類学的問題を解決した.生活史の知見からは深海底棲性本科魚類の多様な生活史戦略を探ることを可能にした.静岡市のごく近くの海域から多くの新種や稀種を発見し,さらに生活史を明らかにしたことは,社会的に非常に価値がある.
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