研究課題/領域番号 |
18K05796
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
山本 俊昭 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 准教授 (30409255)
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研究分担者 |
北西 滋 大分大学, 理工学部, 准教授 (90552456)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 遺伝子発現 / スモルト / 生活史多型 / RNA-seq / RNAseq / リアルタイムPCR / 成熟 / 遺伝子発現量 / サクラマス / 次世代シーケンス / RNA発現 / 残留型 / 降海型 / 遺伝的要因 / 代謝量 / 代謝関連遺伝子 / 遺伝的基盤 / 生活史分岐 |
研究成果の概要 |
本研究では、サクラマスの生活史多型に関連する遺伝子を明らかにすることを目的に次世代シーケンスを用いたGRAS-Di解析およびRNA-seq解析を行った。その結果、本研究ではスモルト期に関連する候補遺伝子がいくつかに絞り込むことが出来た。一方で残留型としての性成熟に関連する候補遺伝子は複雑であり、相当な遺伝的領域が関連していることが示唆された。さらには、生活史が異なる親を用いて交配実験を行い、それぞれの時期における関連候補遺伝子の遺伝子発現量を調べた。その結果、スモルトに関連する候補遺伝子の発現量は初期の生活史段階においては発現していないことを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活史多型は様々な動物群においてみられる現象であり、これまでに多くの研究者を魅了してきたが、それら生活史に関連した遺伝子は未だ十分に解明されていない。本研究では、スモルト期に関連しいる遺伝子が限定的にすることが出来たことは、初めての生活史多型に関連した遺伝子の解明につながると考えられることから、非常に学術的な意義は高い。さらには、水産資源としても重要なサケ科魚類では、関連遺伝子が明らかになった場合においては、効率的な資源作成にもつながることが期待されるため、社会的なインパクトも非常に大きいと考えらる。
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