研究課題/領域番号 |
18K05803
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
五十嵐 弘道 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 付加価値情報創生部門(情報エンジニアリングプログラム), 副主任研究員 (10578157)
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研究分担者 |
阿部 泰人 北海道大学, 水産科学研究院, 助教 (40627246)
齊藤 誠一 北海道大学, 北極域研究センター, 研究員 (70250503)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | カツオ / アカイカ / サンマ / ハビタットモデル / 魚種間関係 / 漁場推定 / 機械学習 / 黒潮親潮移行域 |
研究成果の概要 |
本研究では、黒潮親潮移行域におけるカツオ・アカイカ・サンマ3魚種を扱う統合ハビタットモデルを構築して漁場形成要因としての魚種間の捕食・被食関係を定量的に評価し、3つの魚種間の漁場形成に相互関係が見られることを統計的に明らかにした。さらに統合モデルとして、顕著な関連が見られたサンマとカツオの魚種間関係を考慮したハビタットモデルを構築し、サンマの推定分布を活用することでカツオの漁場推定が高精度化する漁場推定モデルを構築して、実利用に耐えうる高い推定精度を有することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、個別魚種のハビタットモデルによる推定した分布を他の2魚種のモデルに取り込むことで複数魚種の相互相関から捕食・被食の重要性を定量的に明らかにし漁場推定・予測精度の向上を実現した点が学術的に意義がある。これにより、これまで活用されていなかった異なる魚種の分布情報を機械学習モデルに反映することで、漁業者から求められる、漁場探索で大きなコストとなる漁船の燃油消費を抑え安定的な収益確保を図る手段としての高精度な漁場推定を実現するモデル構築につながる要素技術が開発できた。
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