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ノカルジアの魚類マクロファージ内における生存戦略に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K05805
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分40030:水圏生産科学関連
研究機関国立研究開発法人水産研究・教育機構

研究代表者

嶋原 佳子  国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(南勢), 主任研究員 (50570115)

研究分担者 西木 一生  宮崎大学, 農学部, 助教 (70817048)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードノカルジア症 / Nocardia seriolae / ブリ / SOD / カタラーゼ / 食細胞 / マクロファージ
研究成果の概要

ブリ類の病原体であるノカルジア菌について、宿主の殺菌作用に対して細菌側がどのように抵抗しているのか知見を集めるため、ゲノム上に確認されたスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)とカタラーゼ遺伝子の働きを解析した。各遺伝子を対象とするRT-qPCRを構築し、人為感染させたブリを用いて遺伝子の発現をモニタリングした結果、感染時にはどちらの遺伝子も発現していることが確認された。SODとカタラーゼは共同で働くことにより、毒性の高い活性酸素を水に変化させ無毒化することが知られている。SODとカタラーゼが宿主の殺菌作用に抵抗し生体内で増殖するために重要な役割を果たしていると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

活魚類の細菌性疾病では、類結節症やエドワジエラ症などが細胞内寄生菌による感染症として知られており、宿主の殺菌作用に対しどのように抵抗しているのか知見がいくつか得られている。ノカルジア菌については、ゲノム上にSODやカタラーゼ遺伝子の存在が確認されているものの、それらの発現をモニタリングした研究は見当たらない。本研究により、ノカルジア菌のSODとカタラーゼが宿主の殺菌作用に抵抗する役割を果たしていることが示唆された。本菌の病原性メカニズム解明の基盤となる知見が得られたことは、細菌学的な面はもちろん、ブリ類で被害の大きいノカルジア症対策を構築する上でも大きな意義を持つといえる。

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] α-glucosidase activity of Nocardia seriolae isolated from seawater fish in Japan2021

    • 著者名/発表者名
      Yoshiko Shimahara, Yasuhiko Kawato, Tohru Mekata, Kei Yuasa
    • 学会等名
      49th Scientific symposium of the UJNR aquatic panel Control and management of aquaculture disease
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 月刊アクアネット 2021年11月号2021

    • 著者名/発表者名
      嶋原佳子
    • 出版者
      湊文社
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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