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順遺伝学的手法によるトラフグの初回成熟年齢決定機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K05815
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分40040:水圏生命科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

細谷 将  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (60526466)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード初回成熟年齢 / QTL解析 / ゲノム / フグ / リシーケンシング / 進化 / 育種 / トラフグ / 順遺伝学 / 種間差 / QTL / クサフグ / 種間交雑 / 初回成熟
研究成果の概要

本研究は養殖生産において重要な「種固有の初回成熟年齢を決定するメカニズム」を遺伝学的に解明することを目的とする。重要養殖対象種であるトラフグとその近縁種であるクサフグでは初回成熟年齢にそれぞれ雌雄で1年の差がある。この差に注目し、種間交雑集団を用いたQTL解析により、染色体上の原因領域を特定した。当該領域を限局化するため、両種の野生からゲノム塩基配列を取得して、QTL領域内で特に配列の種間差が大きい領域を探索した。各領域には30個程度の候補遺伝子を含んでおり、ヒトで初回成熟年齢に関与する遺伝子も存在した。今後、これらの遺伝子について機能解析を行い、原因遺伝子の同定を目指す。

研究成果の学術的意義や社会的意義

養殖業において成熟年齢は重要である。例えば、早熟による成長遅滞や晩熟による世代期間の延長はいずれも養殖効率を著しく損なう。水生生物においては性成熟に関する生理学的なメカニズムは詳細が明らかになりつつあるが、初回成熟年齢を決める遺伝基盤は不明な点ばかりである。本研究ではトラフグの初回成熟年齢に影響する染色体領域を特定することに成功しており、いくつかの候補遺伝子を得るにいたった。本知見を応用することで、本種の養殖生産の効率が大きく改善されることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] トラフグ属における初回成熟開始月齢に 差をもたらす遺伝機構2021

    • 著者名/発表者名
      杉田周平・木元亮太・城夕香・金子智美・佐藤茉菜・ 吉川壮太・菊池潔・細谷将
    • 学会等名
      令和3年度日本水産学会春季大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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