研究課題/領域番号 |
18K05824
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40040:水圏生命科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
菅 向志郎 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(水産), 教授 (60569185)
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研究分担者 |
平坂 勝也 長崎大学, 海洋未来イノベーション機構, 准教授 (70432747)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 細菌 / 仔稚魚 / プランクトン / 魚病細菌 / 生体防御機構 / 細胞内寄生細菌 / ワクチン |
研究成果の概要 |
養殖魚における細菌性疾病を防除するためは、腸管免疫の強化が効果的な予防法となる可能性がある。これを実証するため、免疫機能が発達する仔稚魚に魚病細菌を含んだ動物プランクトンであるワムシを給餌させる実験を行った。その結果、本手法により仔稚魚の腸管組織が発達することを組織切片解析により明らかにした。また、この予防法の確立のための効率的な感染実験をおこなう必要がある。この感染実験のモデル魚として、受精卵が通年入手出来、遺伝的に個体差が生じないキリフィッシュが病原性試験に適用できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗生物質が効かない薬剤耐性菌の出現を抑制するため、養殖魚に限らず家畜やヒトの細菌による病気の治療において、抗生物質の使用を減らすことが世界的に求められている。このため、抗生物質を用いた治療から、ワクチンによる予防へ転換することが必要である。本研究では、免疫が発達する魚の飼育初期段階で食べさせる動物プランクトンに着目し、餌を工夫することで腸管免疫が強化できる可能性を見出した。また、この実験を効率的に行うため、飼育が容易なモデル魚が使用できることを明らかにした。
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