研究課題/領域番号 |
18K05837
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40040:水圏生命科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
研究代表者 |
村下 幸司 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(南勢), 主任研究員 (60597649)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 魚類 / CaSR / 栄養素認知 / 消化 / 養魚飼料 / メダカ / 栄養代謝 / 消化生理 / casr / 腸管 / アミノ酸 / CasR / 栄養素受容体 / 魚類腸管 / 栄養素 |
研究成果の概要 |
魚粉に頼らない新規養魚飼料の開発へ向けた基盤研究として、魚類腸管での栄養素認知とその消化誘導機構の解明を目的に、栄養素受容体として知られるcalcium-sensing receptor (CaSR)欠損魚(メダカ)を作出した。CaSR欠損魚は野生型と比較して、消化酵素分泌量が少ない、成長成績が劣る、仔魚期の代謝活性が高いという特徴がみられ、CaSRは魚類においても栄養素の認知と続く代謝に重要な役割を担っていると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これからの養魚飼料では植物性原料などの魚粉以外の原料を積極的に利用しなければならないが、植物性原料では魚の消化機構がうまく働かずに十分に利用することができない。これは魚の腸管では植物性原料が「栄養素」として認識されづらいことに一因があると考えられるが、魚類の栄養素認知機構は不明な点が多い。本研究では、ほ乳類で栄養素受容体として知られるCaSRに着目し、CaSRが欠損したモデル魚(メダカ)を作出した。作出したCaSR欠損魚を解析することで、魚類においてCaSRが栄養素の認知と続く代謝に重要な役割を担うことを明らかにし、また魚類特有の機能も示唆された。
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