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卵食共食い型サメ類の栄養供給の理解の深化:栄養卵とは何者なのか?

研究課題

研究課題/領域番号 18K05838
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分40040:水圏生命科学関連
研究機関一般財団法人沖縄美ら島財団(総合研究センター)

研究代表者

野津 了  一般財団法人沖縄美ら島財団(総合研究センター), 総合研究センター 動物研究室, 主任研究員 (70774397)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード板鰓類 / 卵食共食い / 栄養卵 / 性ホルモン / 卵食型サメ類 / 胎仔栄養摂取 / 卵巣 / 排卵
研究成果の概要

卵食型サメ類であるネズミザメの各生殖ステージにおける卵巣のトランスクリプトーム解析を実施した。その結果、妊娠期(栄養卵形成時)おける卵巣の遺伝子発現パターンのみが別グループに分けられた。加えて、栄養卵と妊娠前の発達した卵胞をプロテオーム解析に供し、比較した結果、栄養卵において300以上のタンパク質が検出されなかった。これらの結果から妊娠期に形成される栄養卵が単なる未受精卵(受精能力を有する卵)とは異なり、栄養供給に特化した物質であることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

卵食共食い型のサメ類において観察される栄養卵が単なる未受精卵ではなく、胎仔への栄養供給に特化した物質である可能性が示された。人工的に胎仔の育成をサポートすることが可能な胎内環境の再現が試みられている(サメ類の人工子宮)。本研究は人工子宮環境下における栄養供給に関する新たな知見の提供に寄与することが期待される。特に本研究から得られた情報を基に、詳細な成分分析等を行うことでこのことにより、胎仔の栄養供給方法の確立の基盤になると予想される。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 板鰓類の繁殖統御に向けたオミクスデータの活用2019

    • 著者名/発表者名
      野津 了、村雲 清美、松本 瑠偉、辰見 香織、工樂 樹洋、佐藤 圭一
    • 学会等名
      日本動物学会第90回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] 魚類の性決定・性分化・性転換2021

    • 著者名/発表者名
      菊池 潔、井尻成保、北野 健
    • 総ページ数
      258
    • 出版者
      恒星社厚生閣
    • ISBN
      9784769916635
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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