研究課題/領域番号 |
18K05841
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41010:食料農業経済関連
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
宮崎 さと子 (窪田さと子) 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (90571117)
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研究分担者 |
河野 洋一 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (80708404)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | GAP / 高度化 / 経営効果 / 団体認証 / 国際認証 / 認証ビジネス / 市場形成 / 輸出 / JGAP / リスク分散 / 効率化 / JGAP家畜・畜産物 / 経営改善効果 / 農場HACCP / 認証制度の運用 / 国際水準の食品安全規格 / 十勝型GAP / 経営評価 / 農業経済学 / 国際水準GAP / 意志決定 / 経営モデル / 市場成立条件 / 消費者調査 |
研究成果の概要 |
研究の目的は、日本においてGAPの国際水準化への段階的な発展を支援するため、生産段階における現状の課題と支援策について検討することである。団体認証では、広域であるほど「全経営体」で取組むのが困難であり、ある程度の基準で運用しなければならない。基準の高度化には生産方式の統一、地域の差異を考慮した手順書や記録簿の作成、支部地域との役割分担の必要性が指摘された。また、JGAP認証取得個別経営体では、GAPが生産基盤管理や経営の効率化、交渉力強化に貢献していることが確認された。一方で、GAPの経営効果には数値化が求められること、審査・認証制度や情報伝達の在り方については継続的な検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、導入される規格のレベルによって直面する課題が異なることが示されたことである。広域生産が行われる場合、共通認識を持ちながらルールを運用することは難しく、これはGAPも同様である。したがって、初期段階としてある程度の強制力も必要と考えられ、段階的発展の中で地域差を考慮した柔軟な運用方法が模索されていくべきである。また、GAP認証の取得拡大に必要な要件は、費用や労働負担といった課題だけでないことが示唆された。
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