研究課題/領域番号 |
18K05845
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41010:食料農業経済関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山根 裕子 名古屋大学, 農学国際教育研究センター, 国内客員研究員 (70528992)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 稲作 / 東アフリカ / 地域研究 / 水利組織 / 潅漑稲作 / ビクトリア湖岸地域 / ケニア / タンザニア / 広域調査 / 農業技術支援 / アフリカ / 稲作農民 / 稲作経営 / 賃労働 / 家計調査 / 投稿論文 / レボルビングファンド / 農民組織 / 横領 / 逮捕 / 制裁 / 自己資金 / 横領事件 / 国家灌漑公社 / 灌漑稲作 / コミュニティ / 小規模灌漑地区 / 大規模灌漑地区 |
研究成果の概要 |
2019年に渡航して以来新型コロナ感染症の世界的な蔓延のため渡航が難しくなった。そのため、2020年からはこれまで得たデータをもとに投稿論文の執筆と学会発表に専念した。投稿論文12報(うち9報は査読あり)、学会発表8回(うち3件は招待講演)と現地調査はできなかったが形には残せたと考えている。総論として東アフリカの参加国、ケニア、ウガンダ、タンザニアにおける稲作の生産量や消費量、栽培地域の分布や品種や栽培技術の国別、地域別の違い、特徴、国内流通や精米の違い等々についてまとめたレビューも発表した。今後もレビューを増やしつつ書籍までまとめる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本政府によるアフリカ稲作に対する支援は作物学や農業経済学などの専門家がトップダウンで各専門に基づく知見から支援内容を決定するという形式をとっている。しかし、潅漑稲作は対象とする地域の社会の特性や水利の実態を把握した上で適切な内容を考察した上で行わなければ実効性が伴わない支援となる危険性が高い。本研究では、ケニアビクトリア湖がん地域の潅漑稲作を対象に地域の水利組織の実態と稲作の一体に関して自らも稲作を行いつつ詳細な情報収集を試みながら明らかにした。アフリカの農業支援は成果が表れにくいといわれるが、レビューも含めもう少し知見の蓄積は必要だが地域の実態を反映した支援法につながる研究になった。
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