研究課題/領域番号 |
18K05859
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41020:農業社会構造関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
櫻井 清一 千葉大学, 大学院園芸学研究院, 教授 (60334174)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 生活の質(QOL) / 農村多角化 / ローカルフードシステム / 農産物直売所 / ローカル・フードシステム / 生活の質 / 農産物直売 / 社会生活指標 / 農村生活 / 健康 / QOL / 多角化 / 持続性 |
研究成果の概要 |
社会科学におけるQOL(生活の質)論の分析枠組に則り、農村経済多角化に貢献する経済活動が個人ないし地域社会にもたらした経済的・社会的成果を計測した。 主観的QOLの視点から、台湾における農産物直売施設出荷者の総合満足度とその規定要因を明らかにした。顧客との交流とマネジメント志向が高い出荷者が高い総合満足度を達成していた。 また、客観的QOLを把握するため、千葉県市町村の生活基盤統計と農業統計を合成したQOL計測指標を作成し、そのスコアを計測した。農業の盛んな東部と生活基盤が充実している南部の市町村で高いスコアが計測された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の遂行により、農村経済の多角化に資する経済活動の成果を、個人レベルの主観的QOLと、地域社会ないし国レベルの客観的QOLという二つの視点から検討し、定量的に評価することができた。 主観的QOLについては、対象を農産物直売施設に限定したが、出荷者の満足度の実測と、満足度を規定する要因を分析し、消費者交流、マネジメント、いずれの視点も満足度を高める方向に働くことを実証した。 客観的QOLについては、本研究で試行した簡易QOL指標を他地域でも適用すれば、生活基盤と農業農村固有の評価視点の双方を考慮したQOLスコアの地域間比較が可能になり、行政の評価指標としての活用も期待できる。
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