研究課題/領域番号 |
18K05867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41020:農業社会構造関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
横溝 功 岡山大学, 環境生命科学研究科, 教授 (00174863)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 畜産クラスター協議会 / 中心的な経営体 / 外部化 / 耕畜連携 / 精密飼養管理システム / 自動換気システム / 搾乳ユニット搬送装置 / DMSシステム / ロータリーパーラー / 雇用型の酪農経営 / 外国人実習生 / トウモロコシの2期作 / 機械故障のリスク回避 / 畜産クラスター事業 / 施設整備 / 機械導入 / 実証支援 / 全国推進 / ステークホルダー / 利害調整 / 迅速な意思決定 / 民主的な合議体制 |
研究成果の概要 |
第1に、畜産クラスター事業の制度を整序した。第2に、先進的な畜産クラスターの情報収集に努めた。第3に、先進的な畜産クラスター協議会の調査では、中心的な経営体である畜産農家と事務局の活動を整序した。そのためのブレーンとしては、調査県における畜産協会のコンサルタントに協力をお願いした。 畜産クラスター事業を考慮した場合、第1に、ハード面とソフト面の調和という視点が、重要であることを明らかにした。第2に、畜産・酪農部門において、生産基盤の弱体化に対応するために、地域で畜産経営の収益性を向上させる取組に支援する仕組み、例えば耕畜連携、育成牧場などの作業の外部化が重要であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域の中で、畜産経営を捉える視点が必要になる。先進的な畜産クラスターの事業から得られる教訓を基に、後発の畜産クラスター立ち上げに資することを研究目的とした。 すなわち、研究面では、個別経営へのアプローチから、多様な主体からなる組織へのアプローチの転換が必要になる。当該研究の学術的意義では、畜産経営を点で捉えるのではなく、面として捉えるのであり、「組織の経済学」等の理論面での援用を行った。社会的意義では、農業の指導者向けのジャーナルや雑誌へ公開を目指した。ただし、一般の経済学との違いは、「農」という自然のメカニズムを把握するところに強みがあり、その生産過程にできるだけ踏み込むように努めた。
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