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ため池の最適管理の提案に向けて-小規模水域の水質-生態環境解析モデルの構築-

研究課題

研究課題/領域番号 18K05881
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分41030:地域環境工学および農村計画学関連
研究機関高知大学

研究代表者

齋 幸治  高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 准教授 (30516117)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードため池 / 水利用 / 水環境 / 管理 / 水生植物 / 生態環境 / 水質 / 外来種 / 水理環境 / 航空写真 / 外来性水生植物 / 植物プランクトン / 水環境解析 / AI / 水環境解析数理モデル
研究成果の概要

近年,多くのため池において,水生植物の無秩序な繁茂が管理上の問題となっている。高知県内のため池において,植生繁茂の状況を調べた結果,最繁茂期の夏季において,水生植物は水面の7割以上を覆っている現状が明らかとなった。水生植物の存在は,水中の乱れエネルギー(水や物質の移動・撹拌を発生させるエネルギー)を著しく低下させ,懸濁物・有機物の過剰な堆積を引き起こしていることが分かった。また,池内の水温環境にも大きな影響を及ぼし,夏季における底層の貧酸素状態を引き起こす大きな要因となっていた。外来性浮遊植物であるホテイアオイを対象に,繁茂の原因を究明し,種子シードバンク発生地点の浚渫等の対策を提案した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年,就農者の減少や地域の混住化などの影響を受けて,管理の行き届かないため池が多くみられる。とくに,ホテイアオイ等の外来性水生植物の異常繁茂が,水域における水利用上・水環境上の深刻な問題を引き起こすケースが全国的に頻発している。本研究の成果は,このような小規模水域における植生の異常繁茂の問題に対して,植物が“水利用・水環境にどのような悪影響を及ぼしているのか”や,“具体的にどのような対策が講じられるべきか”等を,観測データ・科学的解析を基にして言及したものであり,同様の問題を抱える水域管理者に有益な知見を提供する。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 浮遊植物の繁茂が小規模閉鎖性水域内の物理的環境に及ぼす影響について2018

    • 著者名/発表者名
      齋 幸治・野村昌平・浦安 慧・村上雅博
    • 学会等名
      農業農村工学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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