研究課題/領域番号 |
18K05911
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41040:農業環境工学および農業情報工学関連
|
研究機関 | 県立広島大学 (2020-2022) 東京農業大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
朴 壽永 県立広島大学, 生物資源科学部, 教授 (10573165)
|
研究分担者 |
大浦 裕二 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (80355479)
山本 淳子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 本部, ユニット長 (00355471)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 認知脳科学 / 咀嚼 / ニューロマーケティング / 食嗜好判別 / fNIRS |
研究成果の概要 |
本研究では、大人数の被験者を対象に複数の試料と異なる狙いを持つ認知脳科学的な食嗜好判別を行い、既往実験で得られた知見の一般性と信頼性を検証、実践でも活用できる手法の確立を目指した。具体的には、fNIRSのWOT-220とHOT-1000、BOM-L1TRWを用い、全体で被験者数160を超える実験を行った。5つの異なる試食材料を用いて苦みや塩辛さ、美味しさ、孤食など複数の異なるタスクを行い、その中でBOM-L1TRWとWOT-220を用いた2件の実験のみで得られた約80%の食嗜好判別率の結果は、本研究の目的である咀嚼時の認知脳科学的食嗜好判別の確立までには至らなかったことを示唆する。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳機能マッピングの観点から、WOT-220を用いた食嗜好判別に関係するchの特定は重要である。そこで既往実験ではch19が示されたが、本研究ではch10とch13において一定の関連性が示唆された。ch10とch13は意思決定と情動処理の脳機能を持つ領域といわれており、当初の本研究の計画段階でも注目した領域である。明確さに限りがあるが、ch19に加え、ch10とch13の領域は認知脳科学的食嗜好判別におけるターゲットとなり得ることが示唆され、この点を本研究結果の学術的意義として位置付けたい。
|