研究課題/領域番号 |
18K05913
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41040:農業環境工学および農業情報工学関連
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研究機関 | 木更津工業高等専門学校 |
研究代表者 |
福地 健一 木更津工業高等専門学校, 基礎学系, 教授 (00218942)
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研究分担者 |
嘉数 祐子 (大野祐子) 木更津工業高等専門学校, 基礎学系, 准教授 (30455117)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 蛍光スペクトル / 熟度 / 非破壊計測 / 果実 / トマト / キウイフルーツ / 青果物 / 追熟速度 / 蛍光計測 |
研究成果の概要 |
620 nmの光で励起して果実内部から放出されるクロロフィル蛍光を測定し,685 nmと740 nmのスペクトル強度比(F685/F740)を求め,その対数を指標(Fluorescence,Maturity Index, FMI)として果実の熟度を非破壊で評価する手法の開発に成功した。 トマトでは果皮色に変化が表れる数日前からFMIが変化すること,キウイフルーツでは追熟温度によりFMI変化の様子が大きく異なりFMIと糖酸比および果実硬度との間に良い相関があることなどを突き止め,本手法を利用して,果実の出荷時期や食べ頃の判定が可能であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
果実は追熟により品質が大きく変化し,品質管理が難しいうえ,熟度により食味評価が大きく異なるため,消費者が食べ頃に口にすることが難しいという問題がある。本研究の成果により,果実内部から放出される蛍光の測定に基づき,非破壊で熟度を評価できるようになり, 勘と経験に頼っていた果実の品質管理や食べ頃の判断を客観的に行うことが可能となった。本手法は,果実の流通の適正化及び消費の活性化に大きく貢献できると考えられる。
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