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運動性乳酸菌の選択分離に向けた基盤構築とその応用:植物防除への新展開

研究課題

研究課題/領域番号 18K05923
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分41050:環境農学関連
研究機関山梨大学

研究代表者

乙黒 美彩  山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (20635099)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード運動性乳酸菌 / 分離 / 抗菌活性 / fliG / マルチウェルプレート / 走化性 / ワイン醪 / Lactobacillus / Lactobacillus nagellii / 乳酸菌 / 運動性 / 選択分離 / 植物防除
研究成果の概要

乳酸菌のうち運動性を有する(以下、運動性乳酸菌)のはごく一部の菌群に限られる。分離が困難なこと、分布密度が低いことなどにより、運動性乳酸菌の産業利用は進んでいない。本研究ではこれらの菌群の選択分離法を構築し、環境中での分布を解析するとともに、運動性乳酸菌の新たな活用法として植物病害菌に対する抗菌活性を調査した。選択分離法として化学走性を利用した毛細管捕集法とマルチウェルプレート法を考案し、これらの方法を用いて、我が国においてはブドウ果汁中からの報告例のないL.nageliiを分離した。運動性乳酸菌の抗菌活性試験ではジャガイモ疫病菌に対して抗菌活性を有する菌株があることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で分離報告例のない新規乳酸菌を取得することができ、細菌分類学に寄与することができた。運動性乳酸菌の一部に植物病原菌に対する抗菌活性が見出され、新規利用技術を確立するための一助となった。本研究で採用した毛細管補集法やマルチウェルプレート法は乳酸菌の分離に応用した例はなく、誘引剤との組み合わせにより、多様な乳酸菌が取得できる可能性が残されている。以上のことから本研究課題により運動性という大きな特徴をもつ乳酸菌を効率よく分離し、新規性および革新性の非常に高い微生物農薬の開発に至る一貫した研究の基盤を形成できたと考える。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 運動性乳酸菌の選択分離法の構築と環境中からの分離2019

    • 著者名/発表者名
      真崎志桜里、田中悠二、柳田藤寿、乙黒美彩
    • 学会等名
      日本微生物生態学会第33回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 運動性乳酸菌の選択分離法の構築2018

    • 著者名/発表者名
      田中悠二、柳田藤寿、乙黒美彩
    • 学会等名
      日本生物工学会2018年大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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