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土壌の還元化による有機態臭素の可溶化効果および水稲栽培下における臭素収支の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K05927
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分41050:環境農学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

赤木 功  鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 助教 (40500004)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード臭素 / 土壌還元 / 可溶化(水溶化) / 溶脱 / 水稲栽培 / 臭素収支 / 土壌中有機態臭素の可溶化 / 有機態臭素の可溶化
研究成果の概要

土壌中に存在する臭素は土壌有機物と結合した難水溶性の形態で存在すると考えられてきたが,還元的な土壌条件下において土壌臭素の一部は分解・可溶化(水溶化)することが本研究によって明らかとなった。土壌の還元化が進む水稲栽培においては,水田から1 平方メートルあたり350-370 mg程度の臭素が可溶化し,溶脱すると推定された。この水田から溶脱される臭素量は,陸上における主要な臭素供給源である大気からの沈着量の約20倍に相当し,そのインパクトは小さくないものと考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

地球上に存在する臭素の大半は海洋に存在しており,陸域における臭素の存在量はわずかであるが,土壌は他の陸域の構成要素(地殻や陸水など)と比較して例外的に臭素濃度が高いことが知られている。これまで,この土壌臭素は土壌圏から動きにくく,降雨等によって容易に溶脱されることはないと考えられてきたが,還元的条件下において分解し、可溶化(水溶化)することが示された。本研究で得られたこの新しい知見は,陸域における臭素の動態を理解する上で有用な情報を与えるものと思われる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 湛水(土壌の還元化)に伴う土壌中有機態臭素の可溶化の可能性2019

    • 著者名/発表者名
      赤木 功・樗木直也
    • 学会等名
      第28回 日本環境化学会 環境化学討論会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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