研究課題/領域番号 |
18K05928
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41050:環境農学関連
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研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
椎葉 究 東京電機大学, 理工学部, 教授 (20621981)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 孟宗竹 / ヘミセルロース / 免疫賦活 / コレステロール低下作用 / 抗酸化作用 / バイオリファイナリー / バイオマス / 竹 / 抗酸化性 / コレステロール / 腸内細菌 / リグノヘミセルロース / 抗酸化 / 減圧マイクロ波処理 / クロマトグラフィー / LC/MS / バイリファイナリー / 桂皮酸類 / 抗酸化能 / NO産生 / 抗炎症性 / 免疫賦活作用 |
研究成果の概要 |
世界で初めて竹から特別な薬品や溶媒を用いることなくソフトな方法(低コスト)で、様々な機能性を持つ成分の分離・調製する技術を開発した。これらを、環境面とコスト面からバイオリファイナリー(カスケード利用)方式で、生活用品や環境資材として利用することが考えられた。 有望なバイオマス資源である竹から、蒸圧処理と細胞壁崩壊酵素で抽出した成分(以下 BOSと略)は、特殊な構造をしたオリゴ糖類を主成分として含有しており、この成分にコレステロール上昇抑制効果と抗酸化性活性などの生理効果があることが明らかにった。更に免疫賦活化作用があることも明らかになった。これらの生理活性の機構解明を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
孟宗竹はイネ科であり国内外でその繁殖力の強さと地球温暖化の影響もあり、バイオマス量を増大させている。孟宗竹は、地球上でも最も成長速度の高い植物であり国内にも膨大なバイオマスが存在している。竹の繁殖分布は年々拡大しており、ほとんどは放置されている。そのため、自然林・人工林を侵食し枯死させ、地下茎が強固でないため、地盤が緩み土砂崩れを招きやすい等の「竹害」が発生し、問題が深刻化している。その一部は、これまでも筍や竹林景観としての利用等はあるが、利用は限定的であった。有望なバイオマス資源である竹から、生理効果を有する成分を抽出、最終的にはバイオ リファイナリーの基盤技術として確立できた。
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