研究課題/領域番号 |
18K05937
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42010:動物生産科学関連
|
研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
杉村 智史 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (00728454)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 卵母細胞 / 発生能 / 卵胞細胞 / ウシ / 卵子 / 成熟 / 卵丘細胞 / cAMP / PKA / 卵胞発育 / 体外成熟 / トランスクリプトーム |
研究成果の概要 |
卵母細胞の機能である発生能はそれを取り囲む卵丘細胞や顆粒層細胞といった卵胞細胞により制御されている。これまでにFSHによる卵胞発育処理が卵母細胞の発生能を向上させることを明らかにした。RNA-seq、メタボローム解析からFSHによる卵胞発育処理は、卵胞細胞の過度なグルコース代謝を抑制し、これにより、卵胞細胞の退行や遊走が抑制されることが示された。卵胞細胞-卵子間シグナリングネットワークの共役により卵母細胞の発生能が獲得・維持されることが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、卵母細胞の機能的完全性、すなわち、発生能の獲得・維持機構の一旦が明らかになった。卵母細胞の発生能獲得機構の全容解明の一助になるだけでなく、本研究の知見に基づいた卵母細胞の体外培養系の開発により、家畜の効率的生産、育種改良の迅速化が期待される。
|