研究課題/領域番号 |
18K05939
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42010:動物生産科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
鏡味 裕 信州大学, 学術研究院農学系, 教授 (80308303)
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研究分担者 |
平松 浩二 信州大学, 学術研究院農学系, 教授 (80238386)
小野 珠乙 信州大学, 学術研究院農学系, 教授 (10177264)
米倉 真一 信州大学, 学術研究院農学系, 教授 (40443113)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 発生工学 / 家禽 / 幹細胞 / キメラ / 胚培養 / 多能性 / ニワトリ / 鳥類生殖補助技術 / 家禽生産 / 生殖 |
研究成果の概要 |
発生工学の研究は動物育種や遺伝資源保存への貢献が期待される。発生工学の研究は主に哺乳類において先導されている。しかし鳥類(主にニワトリやウズラ、等)における発生工学の研究は発展途上である。本研究課題においては、胚盤葉の明域中央部から多能性幹細胞の厳密な採取を実施した。これらの幹細胞をドナーとしてレシピエント胚に移植し効率なキメラ作出の開発に先鞭をつけた。鳥類発生工学研究では、全胚培養技術の進展が重要である。本研究では、胚発生過程を透視できる実験系の開発も試みた。本研究課題を通じ、家禽発生工学の革新に先鞭をつけた。これらの成果は、家禽における発生学・遺伝学の研究や家禽育種に貢献し得ると思われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動物における育種や遺伝資源保存は食料生産や環境保全に極めてじゅうようである。また、鳥インフルエンザ等の感染症の伝搬は人類の持続的な生活を脅かしている。本研究課題においては未だ発展途上である鳥類発生工学の研究を進展しこれらの難題の解決に貢献を目指した。このため、ニワトリ初期胚から多能性幹細胞を採取し、効率的なキメラ作出の開発を試みた。また、全胚培養技術の改善も実施した。本研究課題を通じ、新規の知見獲得や研究技術の開発が成され、家禽発生工学の革新に先鞭をつけることができた。一連の研究成果は、家禽における発生学・遺伝学の基礎的研究や家禽育種確信に貢献し得ると思われた。
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