研究課題/領域番号 |
18K05946
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42010:動物生産科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
磯部 直樹 広島大学, 統合生命科学研究科(生), 教授 (80284230)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 乳房炎 / 乳量 / ショート乾乳 / 抗菌因子 / 搾乳頻度 / 乳牛 / ヤギ / 自然免疫 / 体細胞数 / 低頻度搾乳 |
研究成果の概要 |
搾乳頻度を変化させることにより、乳房内での抗菌因子の濃度を最大限にし,細菌を一網打尽にする革新的な手法を開発することを目的とした.搾乳を3日間休止したり、2日に1回を3回継続したりすると、乳量は減少し乳中抗菌因子濃度は上昇した。その後、高頻度で搾乳することにより乳量を復活させることができた。この時、乾乳分房以外の分房の乳量や抗菌因子濃度には影響しなかった。また、炎症時に搾乳を停止しても、乳中抗菌因子濃度が上昇したことから、この手法による乳房炎治癒に、抗菌因子が貢献していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳房炎治療のための最新技術であるショート乾乳は日本で実際に行われている技術であり,実際に成果が得られているが,治療効果のメカニズムは不明であった.本研究の成果から、ショート乾乳により乳中抗菌因子濃度を飛躍的に高めることができることが明らかになった。これらの成果から、抗生物質を用いることなく搾乳を停止するだけで行える極めて安価で簡易な方法の有効性を明らかにすることができ、本手法の有効性を提案できた.
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