研究課題/領域番号 |
18K05954
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42010:動物生産科学関連
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
柴田 昌宏 日本獣医生命科学大学, 応用生命科学部, 教授 (60370631)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 肉用牛 / 放牧と飼料イネ / 遺伝子発現 / 枝肉成績と肉質 / ビタミン / 肥育・枝肉成績 / 肉質 / 血液 / 肉用牛肥育 / 生産形質 / 飼養環境 |
研究成果の概要 |
本研究では供試動物を産業動物である黒毛和種とし、肥育・枝肉成績に影響を及ぼす因子及び遺伝子等の探索、同定ならびにそれらの蓄積量及び発現解析を実施した。黒毛和種の枝肉、肉質及び骨格筋成長に関連する遺伝子発現に対する放牧後の飼料イネWCS給与及び肥育初期の乾草多給が及ぼす影響を調査した。乾草多給牛では、Myostatinの発現と増体重及び日増体重(DG)が関連していることが示唆された。MyostatinとAtrogin-1の発現から骨格筋の成長抑制が起こり、放牧牛のDG低下が見られたこと示唆された。血液及び筋内のビタミン含量は、保水性及び枝肉成績と相関を示し、これらの指標となることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今の飼料価格の高騰や持続可能な肉牛生産から、これまで行われてきた穀物多給肥育からこれに代わる肥育技術の開発が急務となっている。一方で、肥育技術の開発には膨大な期間を要するため、容易ではない。本研究で得られた成果を活用することで、肥育途中あるいは屠畜直後に肥育方法を検証することが可能となり、肥育技術の開発の加速化につながり、これは社会的にも意義のあることと考える。また、本来は実験動物で行われるこのような試みにおいて、産業動物を対象とすることで、得られた結果を直接的に現場に応用できる点で独創性があると共に、ここで得られた知見は学術的にも意義のあるものと考える。
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