研究課題/領域番号 |
18K05956
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42010:動物生産科学関連
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
勝俣 昌也 麻布大学, 獣医学部, 教授 (60355683)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ブタ / 時間栄養学 / 時計遺伝子 / グルコーストランスポーター / 空腸 |
研究成果の概要 |
7時~19時明期、19時~7時暗期の光環境、24時間不断給餌、24時間自由飲水の条件で離乳育成豚を飼育した。1時間あたりの飼料摂取量は13時~19時が最も活発で、離乳育成豚は明期(活動期)の後半に活発に飼料摂取することが明らかとなった。空腸では時計遺伝子のBmal1、Per1、Per2とグルコーストランスポーターのSGLT1とGLUT2のmRNA発現量が日内変動を示したが、回腸ではこれらのmRNA発現量は日内変動しなかった。 以上のように、「離乳育成豚の飼料摂取は明確な日内変動を示すこと」「空腸では時計遺伝子とグルコーストランスポーターのmRNA発現量が日内変動を示すこと」が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
何をどれだけ摂取しなければならないかを解明することが栄養学の使命である。近年では、何をどれだけ「いつ」摂取しなければならないかを解明する時間栄養学が重要視されている。家畜を対象とした時間栄養学はこれから始動するところであり、本研究は時間栄養学に立脚したブタへの効率的な飼料給餌方法の確立を目指している。離乳育成豚の飼料摂取と空腸における時計遺伝子とグルコーストランスポーターのmRNA発現量の日内変動を本研究で明らかにした。これらの成果は家畜における時間栄養学の先導的成果として価値が高く、時間栄養学に立脚したブタへの効率的な飼料給餌方法の確立に向けて重要な成果である。
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