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子牛期における粗飼料順応と発育・健全性向上を両立する新規哺育育成戦略に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K05959
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分42010:動物生産科学関連
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

芳賀 聡  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産研究部門, 主任研究員 (90442748)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード子ウシ / 離乳 / 初期発育 / 哺乳 / スターター / 代謝インプリンティング / 粗飼料 / 器官発達 / 子牛 / 組織発達 / ルーメン発達制御 / 体質制御 / 健全性
研究成果の概要

哺乳・離乳期はその後の体質を決定し乳牛の生産性を左右する感受性時期と言われています。そこで、国産の粗飼料によって高い生産性と健全性を発揮できる体質を持つ乳牛を作出するため、子牛期をターゲットに粗飼料に早期順応させながら高い健全性と発育を促進させる新たな哺育育成コンセプト「粗飼料型スターター給与哺育法」を考案しました。その哺育法の検証の結果、子牛の高い発育を得ると共に、器官形成・組織機能に新たな生理的インパクトを与える可能性を見出すことができました。この成果を基盤にして、本コンセプトの発展研究そして日本型畜産への実用化が期待されます。

研究成果の学術的意義や社会的意義

世界の人口増加および気候変動による穀物生産の不安定化や食糧不足など、輸入穀物に大きく依存した国内畜産を取り巻く情勢は世界的に大きく変化しています。その一方で、土地基盤型の自給粗飼料多利用飼養や放牧飼養は持続的な生産体系として大きく期待され、これからの日本型畜産のキーテクになり得ます。そのためには、このような飼養法にマッチした体質を持つ乳牛をどのように作出していくかが重要であり、そのために本研究では、幼児期の栄養条件が代謝生理機能や器官形成に作用し生涯の体質まで決定し得る、という医療概念DOHaDを応用した技術開発を試みています。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 総説:哺乳・離乳期の飼養管理における粗飼料給与の栄養生理学的意義2021

    • 著者名/発表者名
      芳賀聡
    • 雑誌名

      家畜感染症学会誌

      巻: 10 ページ: 43-49

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 哺乳・離乳期の飼養管理における粗飼料給与の栄養生理学的意義2021

    • 著者名/発表者名
      芳賀聡
    • 学会等名
      第11回家畜感染症学会シンポジウム
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 招待講演
  • [図書] 新しい子牛の科学: 胎生期から初産分娩まで 第4章:離乳期の生理と管理2021

    • 著者名/発表者名
      家畜感染症学会編 芳賀聡:第4章監修執筆
    • 総ページ数
      343
    • 出版者
      緑書房
    • ISBN
      4895315878
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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