研究課題/領域番号 |
18K05971
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
高木 光博 山口大学, 共同獣医学部, 教授 (40271746)
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研究分担者 |
宇野 誠一 鹿児島大学, 農水産獣医学域水産学系, 教授 (50381140)
宮本 明夫 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (10192767)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | カビ毒 / 牛 / ゼアラレノン / ステリグマトシスチン / 繁殖性 / 防除法 / 抗ミューラー管ホルモン / 炎症 / 血清アミロイドA / 急性相タンパク質 / ウシ / フラクトオリゴ糖 / 防除 / 内分泌 |
研究成果の概要 |
畜産現場において、家畜に給与する飼料を汚染するカビ毒の防除対策は世界的な克服課題である。本研究では牛尿中ゼアラレノン(ZEN)及びステリグマトシスチン(STC)測定系結果から、牛飼料へのオリゴ糖製剤添加により腸管からのZEN及びSTC吸収が低下すること、尿メタボローム解析結果から、ZENとSTCの高浸潤牛群では、低浸潤牛群と比較して生体内ATP産生やアミノ酸代謝などが大きく変化すること、牛卵管上皮細胞へのZEN暴露試験より、精子に対する抗炎症作用が阻害されること、及び雌牛群の繁殖性をモニターするための内分泌的指標として、血中抗ミューラー管ホルモン濃度測定が有用であること、などを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々が報告している牛群の尿中濃度測定系は、経口摂取されたカビ毒の生体内浸潤レベルを個体あるいは牛群レベルで継続してモニターすることが可能であり、他に類を見ない測定系である。家畜飼養環境下でのカビ毒防除法に関しては、世界的にカビ毒吸着剤が広く使用されているが、その効果判定法は消化管上皮細胞や実験動物を用いた報告、ヒト消化管を模した体外消化発酵モデルなどを用いた報告があるのみで、飼養環境下の牛群を用いた研究は我々の報告を含めて極めて少数である。特にカビ毒防除を目的とした各種添加剤の効果を、尿中カビ毒濃度測定系を用いて評価する試みはこれまでのところ報告例が無く、極めて斬新な新規データである。
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