研究課題/領域番号 |
18K05973
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
三宅 在子 山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (20548622)
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研究分担者 |
木村 透 山口大学, 共同獣医学部, 教授 (80419027)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | FeLV / 受容体 / 病原性 / 増殖能 / ウイルス / 病源性 |
研究成果の概要 |
ネコ白血病ウイルス(FeLV)はガンマレトロウイルスの一種であり、家猫に水平伝播し、白血病等の致死的疾患をもたらす。本研究では、FeLVの病原性に関する新たな知見を得るため、我々が新規に同定したFeLVサブグループであるFeLV-EおよびFeLV-Dの性状について解析を進めた。その結果、両FeLVについて病原性を規定する一因となる感染受容体の確定に至り、細胞の指向性や種指向性も示された。また、FeLV-Dの動物感染実験を行い、FeLVの個体レベルでの病原性について新たな知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
FeLV感染症はその発見から既に半世紀が経ち実用化されたワクチンも存在するが、未だその制圧には至っておらず獣医臨床上重要な感染症の一つである。しかしながら、近年におけるFeLVの研究は少なく、その内容も疫学的解析やワクチンの評価などに偏っている。本研究においては、FeLVのウイルス学と病原性に関する新たな知見が得られた。これらはFeLV感染症に臨床的に対処していくための基礎的材料にもなると期待される。
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